もしもだよ
きみんちの　まわりが　かわるとしたら、
大水と、
大雪と、
ジャングルと、
ねぇ、どれがいい？

ジョン・バーニンガムの、なんともいえないユニークな絵で、次々に出されるユニークな選択肢。

もしさ、
ぞうに　おふろの　おゆを　のまれちゃう、
たかに　ごはんを　食べられちゃう、
ぶたに　ずぼんを　はかれちゃう、
かばに　ふとんを　とられちゃうとしたら、
ねぇ、どれがいい？

「ぼくは象がいい！だってさ、一緒にお風呂に入ったら楽しいじゃん！」
4歳の息子はこの究極の選択をあまり理解せずに楽しそうに答えました。
どれが一番妥当かを真剣に考える大人よりも、こどもたちはこの想定から大きく意味を膨らませ、自分都合の楽しい発想に変えて行くのでしょうね。

どれを　手伝う？
ようせいの　魔法、
小人の　たからさがし、
まものの　いたずら、
魔女の　シチューづくり、
サンタクロースの　プレゼントくばり。

こんな素敵な選択肢も。
息子はサンタクロースを選び、私は魔法を覚えたいから妖精かなぁ。。。

最後はこんな文で終わります。

どこになら　住む？
はつかねずみと　おりの中、
金魚ばち、
おうむと　鳥かご、
うさぎごや、
にわとり小屋かな、
じゃなかったら　いぬ小屋、
それともさ、
もしかしたら　ほんとうは　自分のベッドでねむりたい？

お休み前の絵本タイムにぴったりですね。

『ねぇどれがいい？』　評論社
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2012.03.05